砂かぶり席の有名人を巡っては、ネット上でいくつかの誤解が定着しています。現場の実態からその真偽を紐解きます。
誤解1:芸能人はテレビ用のサクラとして無料で招待されている?
これは明確な誤りです。日本相撲協会が視聴率稼ぎのためにタレントを溜席へサクラとして無料配置することはありません。中継カメラに映る著名人のほぼ100%は、自身が維持員として寄付しているか、正規の抽選で購入したか、親交のある角界関係者・タニマチから正規に譲渡された席で観戦しています。
誤解2:溜席は一般人には絶対に買えない閉鎖空間?
前述の通り、溜席の後方列(案内所取り扱い以外の一般販売分)は「チケット大相撲」などの公式プレイガイドで一般抽選が行われています。入手難易度は高いものの、ファンクラブ先行や一般抽選を地道に申し込めば、一般人であっても正当に当選して砂かぶり席で観戦することが可能です。
【プロの結論】砂かぶり席に向いている人・避けるべき人の判断基準
砂かぶり席は、名声や見栄だけで選ぶと後悔しやすい特殊な席種です。自身の観戦スタイルに応じて選ぶべき席は明確に分かれます。
- 砂かぶり席が向いている人:
- 力士のぶつかり合う鈍い音や息づかいを肌で体感したい熱心な相撲ファン
- 約2〜3時間、飲食やスマートフォンの使用を我慢して土俵に集中できる人
- 力士が落ちてきた際に瞬時に身をかわせる反射神経や身体的余裕がある人
- マス席や2階イス席を選ぶべき人:
- 焼き鳥やビール、弁当を味わいながらリラックスして相撲を楽しみたい人
- 小さな子ども連れのファミリーや、足腰に不安のある高齢者
- 記念写真や動画を自由に撮影しながら観戦思い出を残したい人