WebやSNSでは「刷毛引き仕上げにするとコケやカビが必ず生えて緑色になる」「一度付いたタイヤ痕は二度と消えない」といった極端な意見が見受けられますが、これは日当たりや使用環境を無視した偏った言説です。
コンクリート表面のコケの発生要因は、仕上げの凹凸よりも「湿気の滞留」と「日照条件」に大きく依存します。水勾配(2%程度の傾斜)が確実に確保され、日光と風通しが良好な南向きの駐車場であれば、刷毛引き仕上げであっても金鏝仕上げと比べて劇的にコケの発生率が高まるわけではありません。
また、タイヤ痕に関しても、車の走行直後の熱を持ったタイヤで据え切り(停止した状態でのハンドル回転)を行わない限り、筋彫り全体が真っ黒に染まるような事態には至りません。施工時の勾配設計規律を守り、駐車時の運転マナーを意識するだけで、ネット上の懸念の多くは未然に防ぐことが可能です。