チャットアプリの代表格であるLINEのグループ画面を開いた瞬間、視線を引きつけるグループには共通点がある。単に同じキャラクターを並べるのではなく、3枚が合わさることで1つの物語が完成する「ストーリー連動型」のグラフィックが選ばれている点だ。例えば、3人がカフェで乾杯しているシーンを切り取り、中央の人物がドリンクを掲げ、左右の人物がそれに応じるような構図。並んだときの気持ちよさは別格だ。
淡色系のニュアンスカラーや、あえて線画だけで仕上げたミニマルなデザインは、大人びた雰囲気を好む学生や20代のあいだで圧倒的な支持を集める。一方で、ビビッドなストリートファッションに身を包んだポップなポップアート調の絵柄も根強い。共通のテーマカラーを1色決めつつ、それぞれのパーソナルカラーを差し色にしたアバター設定は、統一感と個性を両立させる鉄板テクニックとして定着している。