テレビ朝日が開局65周年記念作として総力を結集した『Believe-君にかける橋』は、スケール感において群を抜いていた。主演の木村拓哉が演じたのは、大手ゼネコンで橋の建設に情熱を注ぐ建築構造設計者。巨大構造物の崩落事故という未曾有の悲劇から始まる物語は、自ら罪をかぶり逃亡劇へと身を投じる波乱の展開を見せた。
極限状態に追い込まれながらも真実を追い求める主人公の葛藤を、全身全霊で表現した演技力は見事というほかない。豪華な共演者たちが織りなす重厚な人間模様と相まって、一話ごとに手に汗握るスリリングな映像美を生み出していた。