ヤンマースタジアム長居の客席は、大きく分けて「アリーナ席」「スタンド下層(1階相当)」「スタンド上層(2階相当)」の3階層に分かれます。陸上トラックの幅があるため、一般的なドーム会場やアリーナ専用会場に比べてステージから客席までの物理的距離がやや遠いという構造的特徴を持ちます。
アリーナ席はステージに最も近づけるチャンスがある反面、地面に傾斜がないため、後方ブロック(Cブロック以降など)になると前の人の頭でメインステージ上の推しの姿が視界から遮られる「埋もれ現象」が発生しやすくなります。花道やセンターステージ、バックステージ(バクステ)が組まれているかによって体感価値が大きく跳ね上がるレイアウトです。
一方、スタンド席はすり鉢状に傾斜がつけられているため、前の人の頭で視界が完全に遮られる心配はほぼありません。スタンド下層は肉眼でも大型ビジョンと肉体の躍動が捉えられる良席ですが、スタンド上層(特に30列目以降の後段)になると、メインステージ上の人物は指先ほどのサイズ感になります。そのため、表情や細かな衣装のディテールを追いたいファンにとって、双眼鏡の倍率選びが生死を分ける重要要素となります。