1ヶ月にわたり口角の亀裂や出血が続く場合、単なる口唇トラブルではなく、内科的疾患や全身疾患の初期症状として口角炎が現れているケースも想定しなければなりません。
代表的なものとして、高血糖により免疫組織が弱まり感染症を引き起こしやすくなる糖尿病が挙げられます。また、自己免疫疾患であるシェーグレン症候群による極度の口腔乾燥(ドライマウス)や、消化管に慢性炎症が生じるクローン病などの炎症性腸疾患も、難治性の口角炎を伴うことがあります。
「口の端が切れているだけ」と軽視して放置すると、背景にある重大な疾患の発見が遅れかねません。口の渇き、立ちくらみ、慢性的なだるさ、体重減少といった他の不調が同時に現れていないかセルフチェックが必要です。