ラピュタ登場人物の裏設定と本名の真実!40年目の完全相関図

ラピュタ登場人物の裏設定と本名の真実!40年目の完全相関図

ラピュタ登場人物の裏設定と本名の真実!40年目の完全相関図にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

劇場公開当時のロマンアルバムや宮崎駿監督の準備稿メモによると、パズーは12歳、シータは約13歳として設計されています。現代の感覚からすれば小学校高学年から中学1年生に相当する少年少女が、過酷な労働環境に耐え、国家規模の陰謀に立ち向かう描写には、19世紀末のイギリス・ウェールズ炭鉱地帯を視察した宮崎監督の強い想いが込められています。親を失い、自活を余儀なくされながらも失われないプロレタリアートの誇りと気概が、パズーの屈強な肉体労働の描写に克明に刻まれているのです。

一方、物語中盤で明かされる二人の王族としての本名は、作品のテーマ性を象徴する言語的意匠が凝らされています。

シータの本名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。ラピュタ語の古儀において「ウル」は「王」、「トエル」は「真」を意味し、直訳すれば「真のラピュタ王」となります。彼女の実家は北方の山間部ゴンドアの谷で羊を飼い、土を耕しながら代々秘密の言葉と飛行石を受け継いできました。宮崎監督はシータに「支配の道具を捨て、土に根を下ろして生きる知恵」を託しています。

対するムスカの本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」です。同じく「ウル(王)」を冠しながらも、中間に位置する「パロ」はラピュタ語で「従」あるいは「劣る・分かれた」を意味する分家を表す言葉と設定されています。代々受け継いだ古文書と黒い手帳を握りしめ、かつて地上を見下ろした一族の栄光に固執し続けたムスカの家系。本名が示す通り、彼は生まれながらにして「正統な王になれなかった分家の怨嗟」を背負わされていたのです。知的な紳士を装いながら突如露わになる残虐性と狂気は、何世代にもわたる劣等感の裏返しであったことが読み取れます。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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