犬がアレルギー反応を示す可能性のある果物はキウイだけではありません。植物分類学上の近縁種や、アレルゲン構造の類似性によって引き起こされる「フルーツアレルギーの交差反応」には十分な警戒が必要です。
例えば、バナナ、アボカド(犬には中毒危険成分ペルシンを含むため禁忌)、栗、トマトなどはラテックス・フルーツ症候群として知られる交差反応を起こしやすい食材です。さらに、リンゴ、モモ、サクランボ、洋梨といったバラ科の果物は、シラカバ花粉アレルギーを持つ犬において高確率で口腔粘膜の炎症を誘発します。
「自然食品だから体に良いはず」「ドッグフードのトッピングに果物をたくさん使いたい」という飼い主の思い込みが、潜在的なアレルギー体質を持つ愛犬に不要なアレルゲン負荷をかけ続けてしまう構造的要因になっています。