朝の忙しい時間帯における救世主として、ささみのピカタお弁当需要は年々高まっています。お弁当おかずとして冷めた状態でもパサつかず、ふっくら感をキープするためには、保存と再加熱の工程においていくつかの明確なルールが存在します。
まず調理後の粗熱取りです。焼き上がったピカタを温かいまま密閉容器やお弁当箱に詰めると、内部にこもった水蒸気が衣に戻り、卵衣がふやけて剥がれ落ちる原因になります。網(クーラー)や清潔なバットの上に並べて完全に粗熱を取ってから詰めるのが基本です。
ささみピカタ作り置き冷凍を活用する場合は、1枚ずつラップで隙間なく包み、ジッパー付き冷凍保存袋に入れて空気を抜いて密閉します。冷凍庫で約3〜4週間の保存が可能です。下味段階でマヨネーズによる油膜コーティングが施されているため、冷凍による細胞破壊と解凍時のドリップ流出を最小限に抑えられます。
解凍および温め直しの際は、電子レンジの強出力で一気に加熱するのは厳禁です。レンジ加熱は水分を急速に蒸発させるため、しっとり感が損なわれます。耐熱皿に乗せて500W〜600Wで30〜40秒ほど軽く温めた後、アルミホイルを敷いたオーブントースターで約1〜2分リベイクすると、表面の卵チーズ衣が香ばしさを取り戻し、中はふっくらジューシーな出来立ての食感が蘇ります。