2021年、畠中恵氏の作家生活20周年および『しゃばけ』シリーズ20周年を記念して制作されたスペシャルショートアニメ(監督:伊藤秀樹/アニメーション制作:朱夏)は、原作ファンから絶大な支持を集めました。一太郎役を榎木淳弥、仁吉役を内田雄馬、佐助役を八代拓、屏風のぞき役を木村良平が演じるなど、当代随一の人気声優陣が集結したことでも話題を呼びました。
本作の音楽を担当したのは、数々のアニメや映画で叙情的な劇伴を手掛けてきた出羽良彰です。ボーカル付きのタイアップ主題歌をあえて前面に出さず、アコースティックギターや篠笛、繊細なストリングスを基調としたインストゥルメンタル楽曲で構成。妖たちが暮らす日常の愛おしさと、江戸の空気感を短尺の中に凝縮させた映像美を見事に引き立てました。
一方、2017年から上演されたミュージカル『しゃばけ』(植田圭輔主演)では、舞台音楽の名手・浅井さやか(One on One)が作詞・作曲・音楽を手掛けました。妖たちが歌い踊る躍動感あふれるナンバーから、若だんなの儚さと芯の強さを歌い上げるバラードまで、舞台ならではの劇中歌が物語の感情曲線を鮮やかに描き出しました。劇場限定で販売されたサウンドトラックCDは即完売となるなど、熱狂的な支持を集めた実績があります。