多くの受験生が直面する最初の疑問が、「進研模試高2・1月の範囲はどこまで及ぶのか」という点です。結論から言えば、1月模試の最大の特徴は、主要教科において「高校2年間で習う基礎標準領域のほぼ全範囲」が出題対象となることです。学力差が最も開きやすい英語、数学、国語の3教科について、出題内容と見落としがちな盲点を整理します。
まず英語に関しては、文法・語法問題に加えて長文読解が2〜3題出題されます。長文の総語数は約1,500〜2,000語に達し、共通テストを意識した図表・グラフの読み取り問題や、50〜70語程度の意見論述を求める記述式英作文が課される点が特徴です。文法単体での失点よりも、後半の長文読解で時間切れを起こす受験生が後を絶ちません。長文問題の配点比率は全体の約6割を占めており、長文での失点がそのまま偏差値急落に直結する設計になっています。
数学は、多くの受験生が最も頭を抱える教科です。数学I・Aは全範囲(数と式、2次関数、図形と計量、データの分析、場合の数と確率、図形の性質)が必答となるケースが一般的ですが、勝負の分かれ目は数学II・B・Cの領域です。出題単元には、方程式・式と証明、図形と方程式、三角関数、指数・対数関数、微分法・積分法が含まれ、さらに選択問題として「数列」「統計的な推測」「平面上のベクトル」などが用意されます。ここで学校の進度によって未習分野がある場合、選択問題の選び方を誤ると壊滅的な点数に終わるという重大な落とし穴が存在します。
国語は、現代文(論理的文章・文学的文章各1題)、古文1題、漢文1題の大問4題構成が基本です。論理的文章では抽象度の高い評論文が出題され、傍線部の理由説明や内容合致が記述式を含めて問われます。特筆すべきは、古文漢文頻出分野の出題傾向です。古文では平安中期の物語文学や中世の説話・随筆が多く、助動詞の識別や敬語の方向判定、和歌の修辞法(掛詞・枕詞)が合否を分けます。漢文では再読文字、使役・受身・反語などの基本句法を忠実に押さえているかが試されます。国語は「なんとなく解く」受験生が多いため、古典の基本ルールを固めた層が容易に上位へ抜け出せる構造になっています。