上方落語の重鎮・月亭八方が明かす一門の絆と現在地、芸の神髄

上方落語の重鎮・月亭八方が明かす一門の絆と現在地、芸の神髄

上方落語の重鎮・月亭八方が明かす一門の絆と現在地、芸の神髄の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

月亭八方の原点を語る上で、師匠である故・月亭可朝の存在を外すことはできない。「嘆きのボイン」の大ヒットや参院選出馬など、昭和の演芸史に強烈な爪痕を残した稀代の風雲児の元で、八方は芸のイロハと生き様を学んだ。吉本興業の歴史の中でもひときわ異彩を放った師匠の背中は、自由奔放でありながら芸に対して誰よりも純粋だった。

「型破り」とは、まず「型」を知り尽くした者だけが許される特権である。八方は師匠の破天荒な振る舞いに翻弄されながらも、落語の本質を見失わなかった。可朝から受け継いだ反骨精神と人間臭いユーモアは、八方の落語の血肉となり、独自の語り口を形成する強固な土台となっている。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。