ゴッホ『ひまわりの絵』はなぜ全7作?幻の焼失劇と所蔵の真相を徹底解説

ゴッホ『ひまわりの絵』はなぜ全7作?幻の焼失劇と所蔵の真相を徹底解説

ゴッホ『ひまわりの絵』はなぜ全7作?幻の焼失劇と所蔵の真相を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

美術ファンの間でたびたび議論を呼ぶのが、「ゴッホのひまわりは全部で何枚あるのか」という点です。ゴッホがひまわりをモチーフにした作品は、パリ時代に描いた「切り落とされたひまわり」の連作(4点)と、南仏アルルに移住してから描いた「花瓶に生けたひまわり」の連作に大別されます。一般に世界的な至宝として語り継がれているのは、後者のアルル時代の連作7点です。

1888年8月、ゴッホは敬愛する画家ポール・ゴーギャンをアルルの「黄色い家」に迎え入れるにあたり、親友の寝室を黄色い花で飾り立てようと狂気的な集中力で筆を執りました。これが最初の4作(オリジナル)です。その後、1888年末から翌1889年1月にかけて、ゴーギャンとの共同生活が悲劇的な破綻を迎えた後、自身の手で複製(レプリカ・バリエーション)を3作制作しました。この合計7作が、いわゆる「アルルのひまわり」の全貌です。

ゴッホにとってひまわりというモチーフは、単なる静物画の枠を遥かに超えていました。灼熱の太陽への崇拝、湧き上がる生命力、そして何よりも「友情と感謝」の象徴だったのです。『星月夜』や『夜のカフェテラス』『アルルの寝室』といったフィンセント・ファン・ゴッホの代表作まとめの中でも、『ひまわり』は彼が追い求めた「光の到達点」として特別な輝きを放っています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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