「地元ノリを全国へ」というスローガンは、コムドットを急成長させた最大の武器であると同時に、数々のトラブルを誘発する根源でもありました。彼らが社会的な批判を浴びた代表的な事案は、大きく3つのフェーズに分類されます。黎明期のマナー違反、拡大期の同業者への強気発言、そして成熟期に起きたビジネスパートナーとのマネジメント摩擦です。
初期の批判として世間の記憶に強く残っているのが、2021年に報じられたコンビニ騒音トラブルです。深夜の住宅街に位置するコンビニエンスストアの駐車場にメンバーが集まり、大声で騒いでいたとして近隣住民から通報を受け、警察が出動する事態に発展しました。週刊誌の直撃取材に対してメンバーが反省の弁を述べる事態となり、「身内ノリを公共空間に持ち込むモラルの欠如」として一般層からの厳しい視線を集めるきっかけとなりました。
さらに同期間、コロナ禍における緊急事態宣言下でのYouTuber大規模飲み会への参加など、社会規範と若者特有の行動規範の乖離が露呈する場面が相次ぎました。当時、リーダーのやまとは自著や公式動画において「若者の代表としてカルチャーを作っている自負」を語っていましたが、外枠の社会規範を軽視していると受け取られた行動は、潜在的なアンチ層を急速に増大させる要因となっていきました。