次男のはなわさんと三男の塙宣之さんの間には、かつてネット上で「不仲説」が浮上した時期がありました。しかし、その実態は不仲とはかけ離れた、芸人としてのプライドとリスペクトの裏返しでした。
2003年、兄のはなわさんが楽曲「佐賀県」で大ブレイクし、一躍全国区のスターとなった当時、ナイツはまだ下積み生活の真っ只中でした。ライブに出演すれば「はなわの弟」として紹介され、周囲から兄の七光りで見られることに、若き日の宣之さんは強い悔しさを抱いていたと明かしています。
「兄の力を借りずに、自分の漫才だけで売れてみせる」という強い決意から、あえて距離を置いていた時期が誤解を生み、不仲説へと発展したのが真相です。ナイツが『M-1グランプリ』決勝進出を果たし、確固たる地位を築いた後は、バラエティ番組『アメトーーク!』や『徹子の部屋』などで堂々と兄弟共演を果たしています。テレビやラジオで繰り広げられる絶妙な掛け合いは、互いの実力を認め合っているからこそ成立するプロの芸です。