CODE128の作成において、業務の現場で最も頻発するミスは「文字を入力してバーコードフォントを適用すれば完成する」という思い込みです。一般的なフォントと異なり、CODE128は規格として「スタートキャラクタ」「データキャラクタ」「チェックデジット」「ストップキャラクタ」という厳格なデータ構造を持っています。
特に重要なのが、誤読を完全に防止するために設計されたチェックデジット(モジュロ103)です。入力された文字列の各文字位置に対して所定の「重み(ウェイト)」を掛け合わせ、その総和を103で割った余りを特殊なシンボルとして末尾に付与しなければ、市販のハンディターミナルや固定式スキャナーはデータを正常なコードとして認識しません。
さらに、バーコードの両端には「クワイエットゾーン(静区)」と呼ばれる、バーの最小幅(モジュール幅)の10倍以上(最低2.54mm以上)の完全な空白マージンを確保する必要があります。ラベル印刷ソフトや帳票テンプレートの枠線がバーコードの端に密着しているだけで、読み取り成功率は劇的に低下します。この「論理的なデータ構築」と「物理的な余白確保」の2点を押さえることが、CODE128作成で失敗をゼロにする絶対条件です。