痛みが落ち着いてきたら、硬縮した筋肉の柔軟性を取り戻し、足裏の支持力を強化するリハビリへと移行します。アキレス腱やふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が硬いと、足関節の背屈制限が生じて後脛骨筋への負荷が増大するため、入念な後脛骨筋腱炎のストレッチが欠かせません。
壁に手をついて片足を後ろに引き、ふくらはぎ全体からアキレス腱をしっかり伸ばすストレッチを、朝晩20〜30秒×3セット継続して行いましょう。
さらに、患部の安定性を高めるための後脛骨筋トレーニングとして効果的なのが「タオルギャザー」と「カーフレイズ(踵上げ運動)」です。床に敷いたタオルを足の指先だけで手前に手繰り寄せる運動や、両足の親指側に均等に体重を乗せながらゆっくり踵を持ち上げる運動を行うことで、足底筋群と後脛骨筋が鍛えられ、低下したアーチの再形成を力強く後押しします。