Q1:人工膀胱(ウロストミー)と膀胱瘻の言葉の使い分けがよく分かりません。
A1:人工膀胱は「ウロストミー」とも呼ばれ、膀胱を摘出するなどして腸管を使いお腹に新しい排泄口(ストーマ)を作る手術全般を指します。一方、膀胱瘻は膀胱を残したまま、下腹部に小さな穴を開けてカテーテル(管)を差し込んで排尿させる処置です。前者は「出口の再建」、後者は「管のバイパス留置」という根本的な違いがあります。
Q2:カテーテル交換や装具交換は家族でも行えますか?
A2:人工膀胱のパウチ(装具)交換は、貼り替え作業であるため本人や家族が自宅で行えます。一方、膀胱瘻のカテーテル本体の交換は医療行為にあたるため、月1回程度、医師や指示を受けた訪問看護師が実施します。家族が行うのは日々の蓄尿バッグの尿捨てや接続部の清潔保持、固定テープの確認などです。
Q3:人工膀胱や膀胱瘻を造設した場合、医療費や税金の免除はありますか?
A3:永久的な人工膀胱を造設した場合は、身体障害者手帳(原則4級)の交付対象となり、自治体からストーマ装具購入費の補助(日常生活用具給付)や税制上の優遇、公共交通機関の割引を受けられます。膀胱瘻自体は原則として身体障害者手帳の単独対象にはなりませんが、重度要介護認定に伴う各種介護保険サービスや高額療養費制度を活用して負担を抑えることが可能です。