Q1:妊娠初期に手足口病にかかってしまいました。お腹の赤ちゃんに形態異常(奇形)が出る確率は上がりますか?
A1:手足口病の原因となるウイルス(コクサッキーウイルスやエンテロウイルス)が胎児に直接的な形態異常(奇形)を引き起こすという医学的証拠はありません。風疹のように特定の先天奇形を誘発するウイルスとは性質が異なります。ただし、38.5℃以上の高熱が何日も続く状態は子宮環境に負担をかけるため、産科医に相談してアセトアミノフェンなどの安全な解熱剤を処方してもらい、熱をコントロールしてください。
Q2:上の子が保育園で手足口病を発症しました。いつまで家庭内感染に気をつければ安心できますか?
A2:発熱や皮膚の水疱が消えて元気になった後も、便中からは約2〜4週間、長い場合は1ヶ月以上にわたってウイルスが排泄され続けます。最も危険な感染源はオムツ替えです。子どもの皮膚症状が完全に治癒した後も、最低1ヶ月間はオムツ替え時の使い捨て手袋着用と、石鹸を使った流水手洗いを徹底してください。
Q3:喉の奥に口内炎がびっしりできてしまい、激痛で水分補給すらできません。胎児への脱水の影響はどう防げばよいですか?
A3:母体が脱水状態に陥ると、羊水の循環や胎盤への血流が低下するため速やかな処置が必要です。柑橘類や刺激物は避け、常温の経口補水液や麦茶、薄めたリンゴジュースなどをスプーン1杯ずつこまめに喉へ流し込んでください。つばも飲み込めず、尿の回数が極端に減っている(半日以上出ない)場合は、点滴による水分補給が必要となりますので、直ちにかかりつけの産婦人科へ電話で指示を仰いでください。