発泡スチロール処分で最もストレスを感じるのが、「手で力任せにバキバキ折ると、静電気を帯びた無数の白い粒が服や床に吸い付いて収拾がつかなくなる問題」です。掃除機で吸おうとしても静電気でノズルをすり抜け、部屋中に散乱します。この問題を完全に回避しつつ、ゴミ袋の容量を最小限に抑える解体術が存在します。
1つ目の方法は、「大型のゴミ袋の中に箱ごと突っ込み、袋の口を絞った状態で外側から踏み潰す」手法です。足で体重をかけてゆっくり圧壊させることで、破裂した微細な粒が袋の外へ一切飛び散りません。粉々になった後は袋の空気を抜き、そのまま縛れば通常ゴミとして完了します。
2つ目は、厚みのある頑丈な箱やクーラーボックスを綺麗にスライスしたい場合に有効な「刃を水や中性洗剤で濡らしたカッターナイフ」の使用です。発泡スチロールがボロボロと崩れる主因は、乾いた刃と気泡の間に生じる強い摩擦です。刃先に数滴の水を垂らしたり、薄めた食器用洗剤を塗布してから刃を入れると、まるで豆腐を切るように抵抗なくスーッと直線的に刃が通り、切りくずがほとんど出ません。
さらに大量の箱を定期的に解体する家庭であれば、100円ショップやホームセンターで購入できる「発泡スチロール用カッター(電熱線カッター)」が役立ちます。ニクロム線の熱で素材を溶かしながら切断するため、摩擦粉は原理的にゼロになります。一辺が50cmを超えるような大型保冷箱であっても、数分で指定ゴミ袋の底に収まるサイズまで細分化が完了します。