この勝負手は数字となって跳ね返ってきた。テレビ朝日系列で深夜帯に放送された同作は、地上波のリアルタイム視聴にとどまらず、TVerやABEMAといった動画配信プラットフォームで歴代最高記録を次々と更新した。
第1話の見逃し配信再生数は瞬く間に数百万回を突破し、深夜ドラマとしては異例の総再生数3000万回超をマーク。SNS上では毎週末、彼女の振り切った怪演に関する考察やリアクション動画がトレンドを席巻した。テレビ朝日の編成戦略とABEMA、TVerの拡散力が完璧に噛み合った結果、篠田麻里子は「スキャンダルに潰されたタレント」から「数字を持つ怪演女優」へと完全なポジショニングチェンジを成し遂げたのである。
視聴者の関心は「過去のプライベート」から「彼女が画面で見せる圧倒的な引力」へと移行していった。