近年の国士舘大学陸上部における進化を語る上で欠かせないのが、指導体制の近代化です。長年指揮を執る監督陣は、国士舘の伝統である「不撓不屈の精神」を継承しながらも、練習メニューの完全個別化を推し進めてきました。
運動生理学やバイオメカニクスを専門とする教員・スタッフ陣と連携し、選手の疲労度や乳酸値を可視化。これにより、かつて多くの長距離ランナーを悩ませたオーバーワークによる故障率を大幅に低減させました。その結果、5000m・10000m・ハーフマラソンにおいて部の歴代記録が次々と塗り替えられるという好循環が生まれています。
特番インタビューや手記で語られる「走るのは選手自身であり、指導者はそのポテンシャルを解放する伴走者に過ぎない」という指導方針は、選手たちに強い当事者意識を植え付け、本番のプレッシャー下でも自らレースプランを修正できる自律型アスリートの育成につながっています。