「渾身の力で挟んでいるのに全く上がらない」「上がっても数分でまっ平らに戻る」という不満の裏には、物理的・構造的なまつ毛 上がらない 理由が存在します。都内のサロンで活躍するトップヘアメイクアップアーティストへの取材取材で浮かび上がったのは、多くの人が陥りがちな4つの盲点です。
第1の要因は、「まぶたの曲率(カーブ)と目幅の不一致」です。人間の眼球と眼窩の凹凸は個人差が激しく、平坦な顔立ちに欧米仕様の深いアーチカーブを持つカーラーを当てても、目頭と目尻が浮いてしまい根元を捉えられません。逆に彫りの深い目元に平たいカーラーをあてれば、中央部しか挟めず目頭の皮膚を挟み込む大惨事につながります。
第2の要因は、「シリコンゴムの溝・弾力低下」です。ゴムは消耗品であり、毎日使用すると中央部に微細な亀裂やへこみが生じます。消耗したゴムで挟むと圧力が均等に伝わらず、まつ毛をカクッと不自然に直角に折ってしまうか、まったく上がらない状態を招きます。
第3の要因は、「まつ毛に残存する皮脂と水分」です。スキンケア直後の乳液やクリーム、目薬の水分、クッションファンデーションの油分がまつ毛に付着していると、髪の毛に水分を与えてアイロンを当ててもカールがつかないのと全く同じ現象が起きます。
第4の要因は、「一重や奥二重特有のまぶたの厚み(皮膚のかぶり)」です。目を開けた瞬間、上まぶたの皮膚がまつ毛の生え際に覆いかぶさり、せっかく根元から立ち上げた毛を押し下げてしまいます。この場合、二重と同じやり方で挟んでもカールは物理的に押し潰されてしまいます。