ソフトクリームとジェラートの決定的な違い|乳脂肪と温度の真相

ソフトクリームとジェラートの決定的な違い|乳脂肪と温度の真相

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Q1:ジェラートをソフトクリームのマシンに入れて絞り出すことはできますか?
A1:構造上、推奨されません。ジェラートはオーバーラン(空気量)が少なく粘度が高いため、通常のソフトクリームフリーザーに通すと内部で目詰まりを起こしたり、冷却器に過剰な負荷がかかって故障の原因になります。また、本来のジェラートが持つ「練り」のテクスチャーが損なわれてしまいます。

Q2:市販のカップに入っているジェラートと専門店のジェラートは何が違うのですか?
A2:大きな違いは「保存温度」と「製造からの時間」です。市販のカップジェラートは流通と長期保存のためにマイナス18℃以下で凍結されています。専門店のような滑らかさを再現するには、冷凍庫から出して室温で数分置き、スプーンで練り直して空気を含ませる(テンパリングする)必要があります。

Q3:どちらが溶けやすいですか?
A3:基本的にはソフトクリームの方が速く溶け崩れます。ソフトクリームは提供温度がマイナス5℃前後と元々高く、抱き込んでいる空気の膜が崩壊しやすいためです。ジェラートもマイナス8℃〜マイナス10℃と市販アイスよりは高めですが、密度が高く締まっているため、表面からじわじわと液状化していく特徴があります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。