今作の主人公に命を吹き込むのは、声優界のトップランナーである梶裕貴だ。数々の極限状態を生き抜くヒーローを演じてきた彼が、今回の複雑な心情を抱える役にどう挑むのか。アフレコ現場からの証言によれば、彼の迫真の演技はスタジオ全体を静まり返らせるほどの熱量だったという。
従来の異世界ファンタジーといえば、爽快な無双劇や安易な現実逃避が主流とされてきた。しかし本作は異なる。主人公が直面するのは、選択の重みと取り返しのつかない現実だ。梶裕貴の振れ幅の広い声色と繊細な感情表現が組み合わさることで、観客は主人公の絶望と希望を直感的に追体験することになる。