スミノフグレープは販売終了?売ってない真相と今買える場所を徹底調査!

スミノフグレープは販売終了?売ってない真相と今買える場所を徹底調査!

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なぜ根強い人気を誇っていたフレーバーが姿を消すことになったのか。酒類流通関係者への取材と業界データから、3つの明確な要因が浮かび上がってきます。

第1の要因は、コンビニエンスストアにおける「棚割り(シェルフスペース)」の過酷な争奪戦です。2010年代後半から2020年代にかけて、国内RTD(Ready to Drink:栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)市場は、350ml缶チューハイが圧倒的な主流となりました。各コンビニチェーンの酒棚は、週単位で新商品が入れ替わる激戦区です。ガラス瓶を採用するスミノフアイスは、缶製品に比べて売り場での専有面積が大きく、リサイクルや廃棄の観点からも取り扱いSKUが厳格に絞り込まれる運命にありました。

第2に、価格帯とコストパフォーマンスをめぐる消費行動の変化が挙げられます。1本250円〜300円前後となるプレミアム瓶RTDに対し、缶チューハイは120円〜160円前後で購入可能です。原材料費や輸送コストの高騰が続くなかで、メーカー側も利益率と回転率の高い「定番オリジナル」に生産リソースを集中せざるを得ませんでした。

第3に、日本国内における販売ライセンスと流通体制の再編です。キリンビールが手掛けるスミノフブランドのマーケティングにおいて、限定フレーバーの展開は季節ごとのスポット投入へとシフトし、固定ファン依存の強いワイルドグレープは定番枠から外れる結果となったのです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。