今や誰もが知るチョコプラ松尾どんだけのフレーズですが、その発端は劇場での些細な試行錯誤から始まりました。松尾IKKOものまね誕生秘話を紐解くと、相方の長田庄平さんが和泉元彌さんのものまねを開発した時期と重なります。コンビとしての爆発力を高めるため、松尾さんが自身の丸顔と豊かな表情を活かせるキャラクターを模索する中で浮上したのがIKKOさんでした。
当時のチョコレートプラネットは、実力派コント師として高い評価を得ていながらも、大衆的な知名度の獲得に苦心していました。松尾さんはIKKOさんの出演番組を録画して何十時間も繰り返し再生し、手の角度、首の傾げ方、息の吸い方、そして感情が高まった際の上ずり声の周波数まで徹底的に身体に叩き込みました。
単なる悪ふざけの誇張ではなく、「美のカリスマとしての気品」を損なわずに笑いへ転換する絶妙なバランス感覚。これが結実した瞬間、バラエティ番組での露出は爆発的に跳ね上がり、長田さんの和泉元彌さんと並び立つチョコレートプラネットの黄金コンビ芸として日本中を席巻することになりました。