Q1:山田五十鈴の演技を最初に見るならどの作品がおすすめですか?
A1:映画であれば、息をのむ狂気と様式美が世界的に評価された黒澤明監督の『蜘蛛巣城』や、名匠・成瀬巳喜男監督の『流れる』が最適です。テレビドラマであれば、凛とした色気と凄みが堪能できる『必殺仕事人』シリーズ(三味線屋おりく役)から入るのがおすすめです。
Q2:娘の瑳峨三智子さんとの関係はどのようなものだったのでしょうか?
A2:母娘でありながら同じ時代をトップ女優として生きたライバルでもあり、愛情と葛藤が入り混じった複雑な関係でした。瑳峨三智子さんの私生活のトラブルや体調悪化に心を痛めつつも、1992年に娘が先立って世を去った際には深い悲しみに暮れ、その絆の深さを滲ませていました。
Q3:なぜ女優として初めて文化勲章を受章できたのですか?
A3:戦前の日本映画黎明期から戦後の黄金期、さらには舞台演劇やテレビ時代劇に至るまで、70年近くにわたり日本のエンターテインメント界の第一線で卓越した演技を披露し続け、日本文化の発展と後進の育成に比類なき功績を残したことが評価されたためです。