ネット上のまとめ記事やSNSでは、「女子プロボウラー かわいい」「顔採用ではないのか」といった無責任な言説が散見されます。しかし、これはボウリング界の客観的な仕組みを知らないことによる完全な誤解です。
女子プロボウラーになるためのJPBAプロテストは、国内全プロスポーツの中でも屈指の過酷さを誇ります。書類選考や面接、容姿の審査など一切存在しません。試されるのは、純粋な「スコア」というデジタルな数字のみです。
一次テスト・二次テスト合わせて実質数百ゲームに及ぶ実技試験を、連日投げ続けなければなりません。連日男子並みのスピードと過酷なレーン変化に対応しながら、全行程を通じて女子の場合トータルアベレージ190点以上(男子は200点以上)を叩き出し続けなければ、問答無用で不合格となります。指の皮が破れ、手首や腰にテーピングを幾重にも巻き、腱鞘炎に耐えながら規定アベレージを1点でも下回れば即刻脱落という、まさに地獄のサバイバルレースです。
そのため、現場で活躍している「美人プロボウラー」は、例外なくこの過酷なフィジカル・メンタルの試練をクリアしてきた猛者たちです。「可愛いから優遇されている」のではなく、「アスリートとしての地獄の鍛錬を乗り越えた実力者が、たまたま華やかな美貌をも持ち合わせていた」というのが真実なのです。