冬を迎えると、群馬の天気は一転して「乾いた極寒」へと変貌を遂げる。日本海側で大量の雪を降らせた季節風は、水分を完全に削ぎ落とされた状態で三国山脈を越えてくる。これが上州名物として恐れられる強風「赤城おろし(からっ風)」だ。
風速10メートルを超える強風が連日吹き荒れるため、実際の気温以上に体感温度が著しく低下する。乾燥した風は火災リスクを急上昇させるだけでなく、インフルエンザなどの感染症の飛散や皮膚の乾燥ダメージを引き起こす。地元住民にとって、冬場の強風対策と加湿・保湿ケアは生活防衛上の最優先課題となっている。