子宮内膜ポリープ手術の全貌|費用・痛みから妊娠率向上まで徹底検証の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。
子宮内膜ポリープを切除するアプローチには、大きく分けて「子宮鏡下切除術(TCR / 子宮内膜ポリープ切除術)」と「子宮内膜掻爬術(そうはじゅつ)」の2通りが存在します。医療機関を選ぶ際、どの術式が採用されているかを確認することは、術後の安全性と妊孕性(にんようせい=妊娠するための力)の温存において極めて重要です。
項目子宮鏡下有茎・ポリープ切除術(TCR)子宮内膜掻爬術(盲目的切除)編集部の見解・評価視野の確保内視鏡カメラでモニターを直視しながら切除器具を子宮内に入れ、手探りで掻き出す(ブラインド)直視下手術の方が取り残しリスクが圧倒的に低い正常内膜への影響病変のみをピンポイントで切除(最小限の侵襲)正常な内膜組織まで広範囲に削り取るリスクあり妊娠希望者には内膜菲薄化を防ぐ子宮鏡が必須再発・取り残し率根部(茎)から確実に切除するため低率(約5%未満)滑りやすいポリープが滑脱し、取り残しが散見される確実な病理診断を行う上でも子宮鏡が推奨される費用(3割負担目安)約25,000円〜40,000円(保険適用)約15,000円〜25,000円(保険適用)費用差はわずかであり、安全性と成果で子宮鏡が優勢
かつて広く行われていた子宮内膜掻爬術は、特殊な器具を子宮内に挿入して手探りで内膜を掻き出す方法でした。しかし、内膜全体を削ってしまうことで子宮内腔の癒着(アッシャーマン症候群)や内膜菲薄化を招き、かえって不妊の原因を作ってしまう懸念がありました。現在では、細径ファイバースコープや高精細モニターを用い、ポリープの根元だけを安全に切除・回収する子宮鏡下手術が標準治療となっています。