東北新幹線の遅延を語る上で避けて通れないのが、「はやぶさ(東北・北海道新幹線)」と「こまち(秋田新幹線)」に代表される併結運転(連結運行)のリスクです。東京から盛岡の間を17両編成のひとつの列車として走り、盛岡駅で分割・併合を行う運行形態は、輸送効率を高める一方で、トラブル時の遅延波及速度を劇的に跳ね上げます。
例えば、秋田新幹線の田沢湖線区間で倒木や大雪による徐行運転が発生した場合、「こまち」の遅れはそのまま盛岡駅で待機する「はやぶさ」に直撃します。逆に、東北新幹線本線で停電や車両点検が発生すれば、秋田新幹線や山形新幹線(つばさ)の車両が本来の線路に入線できず、直通先の在来線特急ダイヤまで麻痺することになります。
「はやぶさ こまち 運行状況」をチェックする際は、自分が乗る列車単体を見るのではなく、相方となる連結列車の始発地側の気象・運行情報まで視野に入れる必要があります。盛岡駅での分割併合作業が中止となり、それぞれ単独運転に切り替わるケースもありますが、その判断が下されるまでには相応の時間を要するため、運行管理が平常化するまでには長時間の乱れを覚悟しなければなりません。