インターネット上の質問サイトやSNS(X・知恵袋)では、「子どものお弁当に入っていた保冷剤の中身を誤ってシンクに流してしまった」「ペットや乳幼児が誤飲してしまった」という相談が後を絶ちません。
現場の水道修理技術者の報告によると、特に一人暮らしを始めたばかりの学生や若年層が「生ゴミ感覚で排水口に流して水で押し流そうとした」結果、排水トラップの奥深くでポリマーが膨潤し、キッチン全体が逆流して水浸しになる事例が多発しています。
一方、安全性に関する懸念として多いのが保冷剤の中身の毒性と誤飲リスクです。現在流通している国内メーカー製の家庭用保冷剤は、食品衛生法に準拠した安全性の高いポリアクリル酸ナトリウムが使用されており、微量を誤って舐めてしまった程度であれば急性中毒を起こす危険性は極めて低いです。ただし、昭和期や一部の輸入業務用保冷剤には、有毒なエチレングリコールが含まれていた歴史があるため、万が一体調に異変がある場合や大量に誤飲した際は、直ちに中毒110番や小児科医の診察を受けてください。