ネット上で囁かれる「大阪谷町 秘密クラブ」の噂を追うと、多くの人が抱く最大の疑問は「そもそも法律の枠内にある施設なのか、それともアンダーグラウンドな非合法スポットなのか」という点に行き着きます。取材班が現地での聞き込みおよび風俗営業関連の法務関係者に確認したところ、このエリアに存在する「秘密クラブ」と呼ばれる拠点は、大きく2つの系統に分かれています。
ひとつは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)に則って営業届出を行っている、合法的な会員制リラクゼーションサロンやフェティッシュ系コンセプトラウンジ、プライベートバーです。これらは看板を出さず、看板のないオートロックマンションや雑居ビルのワンフロアを改装し、厳格な入会審査を通じて限られた常連客にのみ上質な非日常空間を提供しています。ネット上での露出を極端に抑えているため、好事家の間で「秘密クラブ」という神秘的な呼称で定着しました。
もうひとつは、無許可のプライベートカジノや違法接待を企図した悪質な地下店舗の存在です。これらは定期的な摘発を逃れるために数ヶ月単位で拠点を移転し、SNSのダイレクトメッセージ等で集客を図るケースが散見されます。現在ネット上で語られる「谷町秘密クラブ」の正体の9割以上は前者の隠れ家サロンですが、後者のようなグレーな業態が噂に尾ひれをつけ、「謎のアングラ組織」というパブリックイメージを形成した背景があります。