高校受験界においてトップクラスの難関度を維持し続ける早実高等部。大手の高校受験模試(Vもぎ、Wもぎ等)において、早稲田実業高校の偏差値は男子が約72〜73、女子は75〜76と算出されており、慶應義塾高校や早大学院と並び私立最難関の一角を形成しています。
入試形態は「推薦入試」と「一般入試」に分かれます。早稲田実業学校高等部の募集要項を確認すると、推薦入試(文化・スポーツ等分野)では調査書点(内申点)に加えて小論文と個人面接が課され、出願基準を満たした精鋭同士のハイレベルな勝負となります。とりわけ早稲田実業高校の推薦入試の面接では、単なる志望動機にとどまらず、「実業精神」をどう解釈し、高校生活の自主的な活動へどう結びつけるかといった深い論理的思考力が試されます。
一方、3教科(国・数・英、各100点満点)の学力検査で争われる一般入試は、早稲田実業高校の倍率と難易度を語るうえで避けて通れない最激戦区です。男子の倍率が2.8〜3.5倍程度で推移するのに対し、女子の定員は約40名と男子(約80名)の半分であるため、女子の実質倍率は4.0〜5.0倍を超える年度も珍しくありません。
早稲田実業の一般入試の合格最低点は、例年300点満点中でおおむね180点〜200点前後(得点率約60〜67%)のレンジに収まります。一見するとハードルが低く映るかもしれませんが、出題される問題は大学入試レベルの長文読解や極めて難度の高い数学的思考力を要求する奇問・難問揃いです。ケアレスミス1つが合否を分ける極限の戦いが行われています。