家庭におけるお赤飯作りでは、保有する調理器具や割ける時間によって最適なアプローチが異なります。伝統的な手法からタイパを追求した最新の時短調理まで、主要な3つの調理法を多角的に比較検証しました。
儀礼の格式や料亭のような極上の歯ごたえを追求する場合は、やはり赤飯蒸し器本格手順に軍配が上がります。一晩かけて芯まで吸水させたもち米を蒸篭(せいろ)に敷き、強火の蒸気で20分蒸した後、小豆の煮汁を回しかける「打ち水(振り水)」を行い、さらに20分蒸し上げることで、一粒一粒にハリと透明感が生まれます。
一方で、忙しい現代のライフスタイルにおいて絶大な支持を集めているのが圧力鍋赤飯時短技です。高圧をかけることで小豆の下茹で時間をわずか加圧3分〜5分に短縮し、もち米の浸水工程すら省いてそのまま加圧炊飯へ持ち込めるため、急なお祝いや来客時でも1時間足らずで食卓へ供することが可能です。ただし、圧力が強すぎると小豆が爆発しやすいため、低圧設定が可能な機器を選ぶか、加圧時間を秒単位で厳密に管理するスキルが求められます。