カフェオレとカフェラテの違いは?抽出法やミルク比率の真実を解明

カフェオレとカフェラテの違いは?抽出法やミルク比率の真実を解明

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この2つの飲み物が生まれた背景には、フランスとイタリアの発祥に根ざした食文化と生活リズムの相違が存在します。

カフェオレの故郷はフランスです。フランス語の「au lait(オ・レ)」は「牛乳入りの」を意味します。伝統的なフランスの朝の食卓では、取っ手のない大きな「カフェオレボウル」にたっぷりのカフェオレを注ぎ、バゲットやクロワッサンを浸して食べる習慣がありました。寝起きの乾いた喉と空っぽの胃に刺激を与えすぎないよう、ドリップの優しいコクとミルクの油分を半々で合わせた、生活の知恵から生まれた飲み物です。

対してカフェラテはイタリア生まれです。イタリア語の「Latte(ラッテ)」は単に牛乳を指し、本国で「ラッテ」と注文すると温かい牛乳が出てくることは有名な話です。イタリアの人々は、街角の「バール(Bar)」で立ち飲みスタイルによってエスプレッソを一気に呷る文化を持ちます。その強烈な苦味を日常的により長く、あるいは午後の休息時に楽しむために発展したのが、スチームミルクを贅沢に注ぎ込むカフェラテでした。文化人類学的な視点で見ても、家庭のダイニングで時間をかける「朝の滋養食」だったフランスのオレと、街の社交場で素早くエネルギーを充填するイタリアのラテという、行動様式の差異がそのままレシピに反映されています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。