所属事務所であるソニー・ミュージックアーティスツにおいても、橋本愛の存在は極めてユニークだ。多士済々なタレントが揃うなかで、彼女はファッションや文筆など多岐にわたるジャンルでも独自の感性を発揮している。しかし、その根底にあるのは常に「表現者としての純度を高めること」だ。
メディアの前で見せるクールでミステリアスな佇まいの一方で、素顔の彼女は映画や文学を深く愛し、思索を重ねる知性派でもある。自己の表現に対するストイックさと、他者の痛みや孤独に対する深い共感。その両端を併せ持つからこそ、彼女が演じるキャラクターには嘘がなく、観る者の心に刺さる強靱なリアリティが宿るのだろう。