かつての競馬予想AIは、単に過去10年の連対データや前走着順を機械的に組み合わせたものが主流だった。しかし2026年現在の最新アルゴリズムは、走破時計の背景にある風向・風速、芝の補正値、さらにはレース中盤の個別ラッピング(各馬のラップタイム変化)までを多次元で解析する。
特に大阪杯が開催される阪神芝2000mは、スタート直後から第1コーナーまでの距離が約325メートルと短く、枠順と序盤のポジション取りが結果を大きく左右する。AIはこの「位置取りの期待値」を、出走各馬の過去のテンの3ハロンのスピードと他馬との兼ね合いから確率分布として算定。人間が「なんとなく逃げ馬有利」と捉えていた展開を、明確な数値として可視化することに成功した。