「運転は何歳までできるのか」という上限年齢の議論も、超高齢社会の日本において極めて関心が高いテーマです。結論から言えば、日本の道路交通法に運転免許上限年齢の規定は存在しません。健康状態や認知機能に問題がなければ、90歳でも100歳でも法的に運転を続けることができます。
ただし、一定の年齢を超えると段階的なスクリーニングと講習が義務付けられています。
高齢者講習対象年齢は70歳からとなっており、免許更新時に専用の講習受講が必要です。さらに75歳以上のドライバーには「認知機能検査」が義務付けられ、過去3年間に信号無視や速度超過などの一定の違反歴がある場合には「運転技能検査(実車試験)」に合格しなければ免許更新が認められません。
警察庁の統計データによると、近年における運転免許の自主返納平均年齢は77歳〜79歳付近に集中しています。75歳を境に検査基準が厳格化することや、家族からの働きかけ、サポートカー限定免許への切り替え検討などを契機に、80歳前後でハンドルを手放す判断を下す高齢者が主流となっています。