一軍という存在が持つドラマ性は、グラウンドの上だけにとどまらず、日本のポップカルチャーや漫画文化にも深く根付いている。不朽の名作高校野球漫画『ダイヤのA』では、背番号をめぐる部員たちの激しい一軍争いや、ベンチに入れなかった3年生の涙がリアルに描かれ、世代を超えて読者の胸を打ってきた。
また、熱血野球漫画の金字塔『ROOKIES』でも、不調や葛藤を乗り越えてレギュラー=最高峰の舞台を目指す球児たちの熱量が描かれている。フィクションでありながら、これらの作品が描く「背番号を勝ち取る厳しさ」は、プロの現場にあるリアリティと強くリンクしており、ファンが一軍という舞台に抱くリスペクトの源泉となっている。