毎年末のオフシーズン、プロ野球のスポーツニュースを賑わせる名物企画がある。それが「つば九郎の契約更改」だ。選手同様に球団事務所を訪れ、スーツ姿の球団幹部相手に年俸交渉を行うパフォーマンスは、冬の風物詩となっている。
提示された年俸に対して「保留」を連発し、越年交渉に持ち込むこともしばしば。年俸の単位は「円」ではなく「ヤクルト400」や「ヤクルト1000飲み放題」、あるいは「ヤクルト製品詰め合わせ+推定数万円」といった異例の条件が提示される。代理人弁護士を同席させようとしたり、他球団へのFA行使を匂わせたりするパフォーマンスは、プロ野球ファンの爆笑を誘ってきた。
単なるウケ狙いにとどまらず、球団側も本気でこの交渉をドキュメンタリー風に演出。メディアを巻き込んだ巨大なPRコンテンツへと昇華させている点が実に巧妙だ。