健診を終えた受診者が次に直面するのが、「結果はいつ届くのか」「判定に異常があった場合どうすればよいのか」という検査後の不安です。
通常、ヘルスサポートセンター鹿児島における健診結果の到着目安は受診日から約2〜3週間後となっています。受診者のもとへ郵送で届く「健康診断結果報告書」には、血液検査の各パラメータや画像診断の所見がビジュアルで分かりやすく記載されています。ただし、夏季休暇期間や年末年始、また企業単位で集団受診した場合は会社経由での配布となるケースもあり、手元に届くまでに1カ月近く要することもあります。
受診者が最も警戒すべきは、報告書に「要再検査」「要精密検査」の判定が出た際の初動対応です。行動経済学や行動医学の領域では、人間が望ましくない健康情報を無意識に避けてしまう「オーストリッチ効果(ダチョウ効果:危険が迫ると砂の中に頭を隠して現実逃避する心理)」が知られています。「自覚症状がないから来年でいいや」と放置してしまう受診者が後を絶ちません。
同センターでは、再検査や精密検査が必要と判断された受診者に対し、鹿児島市内の基幹病院(鹿児島大学病院、鹿児島市立病院、県立大島病院等)や専門クリニックへの迅速な紹介状(診療情報提供書)発行を行っています。専門医へのスムーズな橋渡し役として機能しているため、手元に結果が届き次第、同封されている案内状に従って速やかに二次検査の受診予約を入れることが命を守る分水嶺となります。