Q1:ピンクサファイアとルビーは、素人目でも区別できますか?
A1:極めて困難です。どちらも同じクロム発色のコランダムであり、色のグラデーション上に並んでいるためです。赤みが強く紫や淡さを感じさせないものが一般にルビーと呼ばれますが、最終的な線引きはプロの鑑定士が基準石(マスターストーン)と照合して鑑別書を発行することで初めて確定します。
Q2:ルビーとサファイアでは、資産として持つならどちらが有利ですか?
A2:3カラットを超える極上品クラスであれば、産出量が圧倒的に少ない「ミャンマー産ピジョンブラッド・非加熱ルビー」が最も価格の下落リスクが低く、オークション等でも高騰傾向にあります。ただし、サファイアであっても「カシミール産コーンフラワーブルー」や「極上パパラチア」は別格であり、ルビーを凌駕する超高額で落札されるケースもあります。
Q3:サファイアに青以外の色があるのはなぜですか?
A3:鉱物学上、「コランダムの中で赤色以外のものはすべてサファイア」と定義されているためです。微量に含まれる鉄、チタン、バナジウムなどの元素比率によって、ピンク、イエロー、グリーン、パープル、無色などあらゆる色相が現れます。これらは「ファンシーカラーサファイア」と総称され、世界的なコレクターズアイテムとなっています。
Q4:自宅で手軽にプラスチックやガラスの偽物を見分ける方法はありますか?
A4:モース硬度9のコランダムは「熱伝導率」が非常に高いため、手のひらや頬に当てた瞬間に「ヒヤッ」とした強い冷たさを感じます。プラスチックは生暖かく感じられ、ガラスは冷たさが持続しません。また、ガラスの表面は傷つきやすいのに対し、ルビーやサファイアは刃物やスチール缶の角程度では一切傷がつきません。