関係者以外にはベールに包まれている施設内部ですが、どのような研修が行われ、受講者たちはどんな生活を送っているのでしょうか。日本郵政グループ(日本郵便・ゆうちょ銀行・かんぽ生命)が実施するカリキュラムは、新入社員研修から中堅層のリーダーシップ研修、新任郵便局長研修まで多岐にわたります。
具体的なカリキュラムには、コンプライアンス遵守の徹底や金融商品・保険の専門実務、窓口接客ロールプレイング、さらには災害時を想定した物流オペレーションの訓練などが含まれます。グループの信頼回復や事業変革が問われる局面において、現場力とガバナンスを高めるための厳格な指導が行われています。
敷地内にある郵便局員の宿泊施設の評判についても、受講者の間で独特の語り草となっています。設備自体は昭和から平成初期の堅牢な造りで、ホテルというよりも「合宿所」「全寮制の学校」に近い質実剛健な雰囲気です。かつては相部屋が主流でしたが、プライバシー保護の観点から個室化やリニューアルが順次進められました。食堂で提供されるボリューム満点の食事や、同期と夜遅くまで議論を交わした経験は、多くの郵政社員にとってキャリアの原点として記憶されています。