デジタル空間のコラージュ画像として産声を上げた「ネコと和解せよ」は、次第に画面を飛び出し、リアルな物理空間へと進出していきました。
その先駆けとなったのが「ネコと和解せよ ステッカー」の自作文化です。愛好家たちがコミックマーケットやデザインフェスタなどの同人即売会で耐水ステッカーを頒布し始めると、ノートPCの天板やスーツケース、バイクのリアボックスに貼る人が続出。さらにSUZURIやClubTといったオンデマンド印刷サービスの普及によって、一般のクリエイターが手軽に「ネコと和解せよ Tシャツ」やパーカーを出品できるようになり、ストリートファッション感覚で着用するユーザーが増加しました。
ヴィレッジヴァンガードなどの雑貨店でも関連グッズが取り扱われる事例が見られ、単なる一過性のネットスラングにとどまらず、猫好きのアイデンティティを示す定番モチーフとしての地位を築き上げています。