多くのレーサーが直面する壁が、150ccと200ccにおける挙動と物理法則のギャップです。速度域が上がる200ccでは、ショートカットの難易度とアプローチが180度変化します。
150cc環境下でのショートカットは、「いかに失速せずにターボを溜め切るか」という溜めの技術が中心となります。ターボ値が不足していると芝生を飛び越えられないため、事前のライン取りをワイドに取る構築力が問われます。
一方、200ccではベーススピードが圧倒的に高いため、芝生を飛び越える飛距離自体は容易に稼げます。その代わり、最大の課題となるのが「ブレーキドリフト(Bダッシュ減速)」による制御です。減速を入れずに200ccのNISCへ突入すると、外側のパイロンや壁に激突してタイムを大きくロスします。ドリフト中にBボタンを「タ・タン」と断続的に叩いて軌道を内側へ抑え込み、飛び出し角度をコントロールする技術が必須となります。