激闘を極めた無限城での最終決戦において、義勇は痣を発現させながらも激闘を生き抜いた数少ない柱のひとりとなりました。公式ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』およびコミックス最終巻の追加描写では、鬼殺隊解散後の彼の貴重な動向が克明に描かれています。
鬼殺隊解散後、トレードマークだった長い髪を切り落とし、短髪となった義勇。同じく生き残った風柱・不死川実弥と互いに笑顔を交わして長年の蟠りを解き、竈門炭治郎・禰豆子兄妹や同期たちと手紙を交わしながら、穏やかな日常を取り戻していきました。痣を発現した剣士に課せられる「25歳までの寿命」という宿命を背負いつつも、彼が選んだのは過去の亡霊に囚われる生ではなく、今ある命を温かく使い切る道でした。
そして物語の掉尾を飾る現代編、ファンブックでも言及された彼の子孫が「冨岡義一(ぎいち)」です。小学生の義一は水泳教室に通い、錆兎や真菰によく似た面影の友人と楽しげに笑い合っています。命を繋ぐことの意味を問い続けた義勇の魂は、鬼のいない平和な時代において、温かな友情に満ちた日常という形で確かに結実しました。