Q1:ニットの肩に跡がつかないハンガーを使えば、普通の干し方でも絶対に伸びませんか?
A1:完全には防げません。マワハンガーなどの湾曲ハンガーは肩先の「突き出し跡」を防ぐ効果は極めて高いものの、濡れたニット全体の重み(1kg以上)が垂直方向にかかり続けることには変わりありません。そのため、裾や着丈が縦に長く伸びてしまう現象を防ぐには、湾曲ハンガーを使用する場合でも「おばけ干し」や裾の持ち上げを併用するのが鉄則です。
Q2:洗濯機の脱水時間を1分未満にすると水が垂れてきませんか?
A2:ニットの編み目の細かさによって多少の差異はありますが、1分間の脱水でも遠心力によって滴るほどの遊離水はほとんど除去されます。万が一水が滴る場合は、脱水後に清潔な大判バスタオルの上にセーターを広げ、海苔巻きのように端からくるくると巻き込んで軽く上から体重をかける「タオル吸水」を行ってください。これで滴りは完全に止まります。
Q3:ハンガー2本干しをする際、ハンガー同士の間隔はどれくらい空けるべきですか?
A3:概ね20cmから30cmが理想的な間隔です。間隔が狭すぎると身頃の内側に空気が入らず乾燥が遅れ、逆に広げすぎるとセーターの身頃が横方向に過度に引っ張られて編み目が横伸びしてしまいます。セーターが自然にたわむ程度の自然なアーチを描く距離感を維持してください。