火災の現場や誤射のトラブルによって消火薬剤を浴びてしまった場合、慌てず迅速に適切な処置を行うことが被害を最小限に抑える鍵となります。
粉末を吸い込んでしまった場合は、すぐに風通しの良い新鮮な空気の場所へ移動し、衣服を緩めて深呼吸を行ってください。その後、うがいをして喉に残った粉末を吐き出し、コップ1〜2杯の水や白湯を飲んで気道や食道を潤します。喘息や呼吸器系に基礎疾患がある方、あるいは時間が経っても激しい咳や呼吸困難が治まらない場合は、速やかに内科や呼吸器科の診察を受けてください。
目に入ってしまった場合は、決して手でこすってはいけません。微粒子で角膜を傷つける恐れがあるため、すぐに水道の清流水で15分以上洗眼します。コンタクトレンズを装着している場合は外してから洗浄し、充血や異物感が残る場合は眼科を受診するのが原則です。皮膚に付着した際も同様に、ぬるま湯と石鹸で丁寧に洗い流せば基本的に問題ありません。